2017年、「江差(えさし)の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」
というタイトルのストーリーが北海道初「日本遺産」に認定されました。
江差町の歴史を知れば街を歩きたくなる、
「江差の歴史」History
あまり知られていませんが
実は北海道文化発祥の地といわれているんです。
江差の歴史は古く、藤原一族が本州から上陸したとされる1189年が起源ともいわれています。
江戸時代にはにしん漁と日本海を北から南に移動し物資を運んでいた「北前船」による海上交易で栄え、食料品や衣料品、調度品や嗜好品、さらに文化や人や技術など、あらゆるものが海を渡って江差にやってきました。江差はそのむかし北海道を代表する港まちだったのです。
明治初期以降、北前船がもたらした繁栄の時代は幕を下ろしましたが、江差にはその当時の風情を今に伝える貴重な建造物や江差追分、姥神大神宮(うばがみだいじんぐう)渡御祭など、有形無形関わらず多くの文化遺産が息づいています。